11月中のセールについて アメリカでは11月から年末商戦にはいります。
アメリカでは11月からとっても激しいセールが始まります。
私は毎年、お客さんと話をしてきていますので、新鮮に話ができるかどうか不安ではありますが、
初めての方にも分かりやすく、書いてみたいと思います。
ブラックフライデーセール!
なんて言葉を聞いたことがありますか?
ハロウィンでの仮装みたいに、アメリカンな文化が日本にもいつの間にか入ってきている時代ですから
ブラックフライデーセールとか、サンクスギビング、サイバーマンデー なんて言葉も案外
すでに皆さん知ってる!という事かもしれません
僕がアメリカに来たのが2003年、当時からこれらの言葉はありましたが、ちょっと今とは違った感じでした。
もともとは、どうしてこんな言葉ができたのか?から始めて、そのもともとの意味合いに応じて当店ではセールをしたいと思っています。
さて、まずは、サンクスギビングという事から説明します。
サンクスギビングというのは古くは収穫祭という意味なので、収穫を祈願したんだと思いますが、現代では
家族で集まって、七面鳥(ターキー)料理を食べる ってのが現代人が考えるサンクスギビングなんです。
ホワイトハウスでも、アメリカ中で食べられてしまう七面鳥が可哀そうだって事で、1羽に恩赦を与えて、野に放つって事をやってます
このサンクスギビングというのが、11月最後の木曜日で、祝日なんです。
それでターキーを食べると眠くなる。
早めにターキーを食べて、早く寝て、翌日は 買い物に朝からでかけよう!!!!
ってのがアメリカン文化で
木曜日の翌日の金曜日に全米中でお買い物をするんです。そのお買い物は、まさに、日本の初売り!のような騒ぎで
でバートに人が駆け込んだりします。
この金曜日は、どんな小売店も黒字になる という意味で
ブラックフライデー
という名前がついたんです。そして、2000年中盤くらいから、インターネット販売が台頭して
サンクスギビングの金曜日、土曜日、日曜日とインターネット上では売り上げがいっぱい上がって
月曜日に仕事に来てみたら、売り上げがドーン!となって月曜日に計上される
それがサイバーマンデー
って言われるようになったんです
ところが、そこから少しずつ言葉の意味がずれて
月曜日にインターネット上でセールをする!!!って意味合いに代わってしまって
金曜日がブラックフライデー、週末はサンクスギビングセール、月曜日はサイバーマンデー
なんていって、金土日月って大々的にセールがされるようになった。
ここからさらに更に、言葉の意味がずれてきて、
なんだか知らないけれど、真夏に、ブラックフライデーセール!!なんて言い出すお店が出てきて、、、
それは意味が違うんだけど? って思うようになった。
ブラックフライデーはサンクスギビングの後の金曜日だから、11月の末なんですよね
まさに、俳句で言うところの、「季語」
真夏のブラックフライデーセール! なんて言葉は、ずいぶんとあべこべなんです。
さながら、8月の大雪セール! っておかしな言葉にきこえる、そんな感覚
さて、サンクスギビングセール、お楽しみに!
うちはアメリカンにやります!
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