本明秀文氏 著 「スニーカー学」 を読みました
アトモス旧代表の本明氏のスニーカー学という本を読みました。
1700円の本にしては、薄い。あっという間に読める。朝起きて読んで、お風呂入って読んで、出かける前に読む、以上。3時間くらいで読み終える。
今、まさに起きていた、ここ1-2年の話の大まかな流れが分かる、スニーカーにあまり詳しくない僕でもある程度知っている様な内容で、ここから更に色々深く学ぶきっかけにはなると思う。
本明氏のYOUTUBEなんかも時々見るし、この本の中で出てくるCRDさんのYOUTUBEも時々みているので、流れが分かるけれど、この分野もっと詳しく分析しているアナリストがいると思うけれど、そういう人達の内容には全く及ばないと思う。
まぁそもそも、この本を読む対象をそこに当てているとは思えないが、ところどころサワリがある、株価がどうとか、市場規模がどうとか、、、きっと本人はもっと沢山書きたいのだろうけれど、読む人対象の事を考えて止めている感じ。
言いたいこと、かけることの10%も書いてないという感じの印象。
もっと深い所が知りたいなって思う。
300円位の内容しかない!別に悪く言っている訳ではなく、もっと書いて欲しいなぁって思った。もしくは、もっと詳しい本が世の中にあればいいのにと思う、それを読むかは別として、、、
ただ、この内容でよくわかったのは、転売ブームというのか簡易な投資ブームだったという事。僕は自分自身を転売ヤーとずっと思ってアメリカから商品を日本に20年送り出しているけれど、彼の考える定義では、僕はまったく転売ヤーではなく、単に零細商社。
転売ヤーブームというのが起きていたが、当店は転売ヤーが顧客ではなかったので接点が全くなかった。当店の顧客はエンドユーザーであって、転売ヤーは含まれないから彼らに出会う事も無かったのだと思う。僕自身、列に並んだことも無いし、ブームが求めるような事に合致していなかった。うすうす気が付いていたが、よくわからなかった。
むしろスニーカーヘッズと、ブームの最中に居たエンドユーザーを相手にしていた様に思う。
僕はもっと業界分析というのをしてみたいと思う。異なる目線から見る事で他にビジネスチャンスがあるのではないかと思う。
ブームの真っただ中にいたのに、実はブームに乗っかっていなかったんだなって思う。
お客さん(当店で購入した方)もブームの中に居たようで、実際はど真ん中からは外れた人が多かったんだと思う。ブームに乗っかってお店に来た人は沢山いたと思うけれど、その人たちとの会話は全くと言っていいほどなかったんだと気が付かされた。
そして、それで良かったと考えている。
今振り返ってそうか!!!「相当ひどい人たち」が沢山いた、そしてその人たちが所謂ブームの真っただ中にいた中心の人たちだったんだと思う。嫌な思いを沢山した。それがブームだった。最近はそういうことは少なくなった、ブームが終焉した。それでよかった。また元来のビジネスができる。
今後はどうなるのか?ブームは終わって、来店する人は減る、ブームの中でNBを手にした人は引き続きファンになってくれるんじゃないかと思う。その方たちが来れるお店にしていけばいい。それが目指していた運営。これからゆっくり彼ら彼女らと話をしていけばいい。2022年2023年は面白かったねぇ、その時、どんなお店に行き、どんな買いも物をしていたの?なんて話をする時代が間もなく来る、24年は下がり、25年からじわじわ面白くなるんだと思う。それが本来やりたいこと。ちょっと落ち着いてきて、さぁ、一緒にゆっくり語りましょうという時代。これからの数年が楽しみでならない。24年は、これから長く付き合う方たちとのコミュニケーション初年という感じがする。これからが「キックスビジネス」だ、楽しみでならない!
この本を読んで、全く想像していなかったことが世の中で起きていたんだと思う。
P72 SNS映え重視の若者がスニーカーブームに果たした役割
P88 転売需要を織り込むことで1次流通が成立している
P92 ストックXの登場による物の株式化
P96 趣味の延長で始められるスニーカー投資
P100 2次流通サイトが実店舗を持つ理由
(まったく僕の考えとは異なる理由で運営されいる2次流通サイト)
などなど、僕は想像していなかったことが世の中では起きていて、それが理解できていなかった。だから、噛み合わない事が沢山起きたし、嫌な思いをした。それが今終わった!