ヒバクシャ IN USA
「ヒバクシャin usa」という本を読みました。「ま!!!」
1985年 春名幹男 著
なんでこんな本を読んだかと言いますと、仲良くさせていただいている、dcにいる香港系アメリカ人夫婦のお友達で、今は引退してミネソタに住んでいて、半年前に1度会っていたのだけれど、ちょうど僕がdcに行く際に来ているというのでお昼を食べようという事になったんです。そしてこの引退しているおじさんが、昔原子力潜水艦の開発をしていて、北極点にも原子力潜水艦で行ったことがあって、前回色々話をしてくれたことがあって、ちょうど読もうと思っていた本を読んでいなくて、読んでいればもっと面白い質問ができたはずなのに!!と悔やんでいたので、手にずっと持っていた。
結局dcに行く前には読んでおらず、今、飛行機で読み終えました(笑)
しっかし、この本 アメリカはすげーなぁと思うと同時に今の世界は大丈夫か?そして日本は大丈夫か?という不安しかない。1985年の本にして、2011年3月11日の地震からメルトダウンした原発の検証なんかを僕は結構色々本を読んだりしてきたのですが、この本とほとんど変わらないことが書いてある。僕は2012-13年頃に世の中の人が身につけた知識や警鐘が1985年時点ですでに研究検証されていた。
第五福竜丸については、どこかで聞いたことがあるな、、程度しか知らなかった
ここなんかを読むと分かるのだが、その前に冷戦時代のアメリカの急速な核開発に原因がある。そもそも唯一の被爆国である日本なんて思っていたけど
実験による、アメリカ国民の被爆者が居るということなど考えたことも無かった。この被害が甚大だと思うと同時にそのことと戦っている人たちが沢山いて、そんな歴史があるにも関わらず、うん十年後の原発事故の被害が出ても、かつてのアメリカ同様、「危険ではありません」みたいなことが繰り返されている。
まぁもっとひどいのは冷戦下で、その後でもいいんだけれど、核実験、核開発はされている訳で、そこにいる人たちの被害状況がまったく公開、調査もされていないのだから、こりゃ人類は終わってるなって思う。
福島原発の後で、トイレのないマンションなんてよく聞いたけど、1985年の時点で、トイレの無いマンションと地球帰還方法をしらない宇宙船と表現されている。
この本を読んで、結局原子力については絶望的だなと思うだけです。
唯一できるのは、逃げるだけだなって僕は思う。コミュニタリアンよりもリバタリアン寄りだから、そういう事なんだと思う。
まぁ一般関心はすげー低いんだろうな。
あぶねーよ。まじで、「ま!」
ps:どうやら最近は マジで?!っていうのは、若者の間では 「ま?!」って言うらしいです。